2022年冬ドラマの中でも好評なフジテレビ系『ミステリと言う勿れ』。
しかし、毎週放送後ネットではいつも主役の久能整くん以上に女性刑事の「風呂光さん」が話題に。
風呂光さんの役回りや恋愛要素など、原作と違う部分が「いらない」と不評のようです。
ドラマ『ミステリと言う勿れ』で風呂光さんはいらないといわれる不評の理由についてネットの声から考察しました。
風呂光さんの恋愛要素はいらないと不評の理由はなぜ?

キャストが発表された当初、風呂光聖子(ふろみつ せいこ)役に伊藤沙莉さんなど、主演の菅田将暉さんも含め原作のイメージとの違いに納得できないファンも多かったようです。
それほど原作コミックの人気が高いということなのでしょうね。
ドラマが放送されると、伊藤沙莉さんが本来の明るいイメージと違い、控えめで一生懸命な風呂光さんを演じられていて好感を持つ声も。
今までにない展開のミステリー作品ということで、原作を知らない方も原作ファンにも人気を集めています。
原作では風呂光さんは旧式の男性社会の組織の中で、整くんの助言をきっかけに刑事として成長していく姿が描かれていますよね。
それなのに、第5回の久能整が検査入院した回から風呂光さんのようすが原作と変わってきました。
なぜか整くんのことが気になり始め、何かと理由をつけて会いに行こうとしたり、クリスマスプレゼントを買ってみたりしているのです。
恋愛要素が入ってきたことで、そこを求めていなかった人たちから不満の声があふれてしまいました。

出会った場面には改変がなかったのに、何の予兆もなく恋愛描写入れるから不評なんだよ!
恋愛要素を含んだ脚本にクレームが集まるものの、伊藤沙莉さんの演技は好評で「伊藤さんは悪くない」と擁護する声も。



風呂光さんも伊藤さんも好きだから余計にツラすぎる…
整くんの性格的に、ドラマ中に風呂光さんとの関係が発展することはなさそうですよね。
大隣署では雑用的な扱いを受けていた風呂光さんが、整くんのアドバイスをきっかけに仕事を通して成長していく姿を見守りたかったファンは多いはず。
それが仕事以外で意図的に整くんに絡むことになり、最後まで風呂光さんの一方的な空回りになってしまう可能性が…。
結局どうなりたいのか視聴者にも伝わらず、「恋愛要素いらない」と思われて仕方ないのではないでしょうか。
風呂光さんゴリ押しにいらないの声も


実は風呂光さんの恋愛要素とは別に、もう一つ不評の原因があります。
ドラマ第8話のエピソードの原作(7巻Episode10「嵐のアイビーハウス」)では、ミステリー会のお手伝いとして呼ばれたのは久能整くんと同じゼミの相良レンくんという元気な学生でした。
アイビーハウスに集まったのは男性ばかりでしたが、ドラマになるとなぜか相良レンくんのポジションは風呂光さんに差し替えらていました。



相良レンの役を誰がやるのか楽しみにしてたのに…
風呂光さんに代わったと知ってがっかり
相良レンは「友だちが一人もいない」という整くんの友だちになれそうな、対称的な性格の学生でした。
また、男性ばかり集まった山奥の別荘地に女性は一人だけ。
整くんや天達先生とも親しいというより知り合いレベルです。
普通に考えても怖くないのでしょうか?
整くんと一緒に食事の準備などを担当することになっていましたが、この設定も原作の世界観、特に1話の流れから逸れていると感じる人が多かったようです。
なぜここまで設定を変えてまで風呂光さんを登場させるのでしょう。
原作のエピソードを忠実に再現していくと、毎回必ず登場するのは菅田将暉さん演じる久能整くんだけとなってしまいます。
大隣署のメンバーや犬童ガロくん、ライカさんも毎週の出番はありません。
そこで主演のほかにもうひとり「ヒロイン」を立てて毎週登場させる演出へ変更したのではないでしょうか。
また、「月9」という女性の視聴率が高いと思われる人気枠を考慮して恋愛要素が必要という判断になった可能性もあります。



なぜそこに風呂光なの?ってなるよね
これだけ風呂光さんに不満の声があがるのは、原作の風呂光さんが好きな人が多いからのようです。
伊藤沙莉さんのキャスティングや演技には評価する声が多かったのでなんだか気の毒ですね…。
ただ、不満もドラマを見たから言えるので、それだけ『ミステリと言う勿れ』が注目されている作品であることは間違いありません。
アイビーハウスのエピソードの後は、ライカさんやガロくんのエピソード回収が残っていますよね。
残り2、3話だと思いますが、風呂光さんも含め最後まで見届けたいと思います!
まとめ
- 『ミステリと言う勿れ』ドラマで風呂光さんの恋愛要素を盛り込んだ設定変更が「いらない」と不評
- 原作の風呂光さんはひたむきに仕事を頑張る女性だった
- 風呂光さんを毎週出演させるために原作の登場人物を入れ替えてしまったことにゴリ押しと不評
- 不満を漏らしながらも毎週みてしまうほど面白い作品
ドラマが始まる前はキャスティングについてもいろいろな意見がありましたが、始まってみると皆さん意外と原作にハマっていましたね。
俳優さんってすごいなと思いました!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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